スウェーデンのフォーク系姉妹デュオ、ファースト・エイド・キットのセカンド・アルバム『The Lion’s Roar』が2012年1月23日にリリースされることが明らかになった。
アルバムのレコーディングはアメリカのオマハで行われ、ブライト・アイズのマイク・モーギスがプロデューサーを手がけていて、コナー・オバーストもレコーディングに客演しているという。今作はフル・バンドを使ったサウンドに仕上がっていて、クララとヨハンナ・ソーダバーグ姉妹のほかに、ふたりの父親のベンクトがベースを担当し、ドラムにはマティアス・バージクヴィスト、そして、マイク・モーギスやブライト・アイズのネイト・ウォルコットらがさまざまな楽器を担当しているそうだ。
アルバムにはクララとヨハンナが敬愛するエミルー・ハリス、グラム・パーソンズ、ジョニー・キャッシュ、ジューン・カーターに捧げられた“Emmylou”という曲が収録されていて、この曲についてヨハンナは「こういう人たちはわたしたちもすごい昔から聴いてきてるの。この曲を初めて書き始めた時だって、まだアメリカ・ツアーも経験してなかった頃だったし」と語っている。
さらに“King of the World”という曲ではカントリー・ロック・バンドのフェリス・ブラザーズと共演していて、この曲の3番目のヴァースのボーカルをコナー・オバーストが取っているという。
アルバムにはさらに“In The Hearts Of Men”“Dance to Another Tune”“Wolf”“To A Poet”“New Year’s Eve”などといったトラックが収録される。
ファースト・エイド・キットは11月にリッキ・リーとのアメリカ・ツアーを控えていて、12月6日にはイギリスでもロンドン・ブッシュ・ホールでのライブを予定している。
先頃、ファースト・エイド・キットはスウェーデンのストックホルムで行われたポーラー音楽賞の授賞式パフォーマンスでパティ・スミスの“ダンシング・ベアフット”のカバーを披露したが、このパフォーマンスを観たパティが感激のあまり涙を流す一幕もあった。
ファースト・エイド・キットの“ダンシング・ベアフット”のライブはこちらから→
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=1JAti6pN2xY
(c) NME.COM / IPC Media 2011