スリップノットのコーリー・テイラーは自分がヴェルヴェット・リヴォルヴァーの新ボーカルかもしれないとほのめかしている。
ヴェルヴェット・リヴォルヴァーでは08年にスコット・ウィーランドが脱退して以来、ボーカルが空席となっていて、バンドも昨年新ボーカルの獲得のため本格的に動き出したといわれているが、ここのところ、コーリーが加入するのかもしれないという噂が囁かれてきた。
バンド側は昨年末の時点で新しいボーカリストを探し当てたと語っているが、今のところ、まだその正体を明らかにしていない。ちなみにこれまではスカーズ・オン・ブロードウェイのフランキー・ペレス、そしてスペース・ホッグのロイストン・ラングドンがバンドのオーディションを受けた顔触れのなかでも有力なのではないかとされてきていた。
ことの真相をビルボードに訊かれて、コーリーは肯定も否定もせず、「謎は続く!」とだけ発言している。
その一方でコーリーは初となる単行本を著したことを明らかにしている。『The Seven Deadly Sins: Settling the Argument Between Born Bad and Damaged Good(7つの大罪:原罪説と性善説との論議に決着をつける)』というこの本は7月12日にアメリカで刊行される予定だ。
「基本的に、いわゆる7つの大罪っていう原罪は別に罪っていうもんじゃないという俺の意見について書いてるんだよね」とコーリーは説明している。「それは俺たちに人間として生まれながらにして備わっているもので、それと折り合いをつけていくことで、長い目で見ると、俺たちをよりよい存在にしてくれるものなんだよ」。
「だから、7つの大罪っていう原罪説に俺がケチをつけているっていう内容なんだけど、自分が成長したり、ツアーに出たりした時のエピソードを引用しながら反論しているというものなんだ。こうした大罪と俺が折り合いをつけて、願わくはその裏側へとよりよい人として突き抜けることができたというのだったら、それはどうやってやったのかっていう話なんだよ」
(c) NME.COM / IPC Media 2011