ここ数年、ミスティック・ヴァリー・バンドやモンスターズ・オブ・フォークとしての活動がメインになって、いずれブライト・アイズとしての活動に終止符を打つとも語っていたコナー・オバーストだが、ブライト・アイズとしての活動がここにきてまた本格化していることをピッチフォークが伝えている。ブライト・アイズ再始動のきっかけとなったのは警察の人種プロファイリングを容易にするアリゾナ州法SB1070号への反対活動サウンド・ストライクにコナーが参加したことで、この時コナーはブライト・アイズとしてプロジェクトに関わり、新曲“Coyote Song”をビデオとして公開し、ライブで披露した。
そのままコナーはブライト・アイズとしてのアルバム制作へと雪崩れ込んでいたようで、2007年の『カッサダーガ』以来、7枚目の新作となる『The People’s Key』を2011年2月にリリースすることも明らかになった。また、常に流動的なユニットとして活動してきたブライト・アイズだが、ナサニエル・ウォルコットとモンスターズ・オブ・フォークで長くコナーと組んできたマイク・オーギスの3人を中核メンバーとする態勢も固めた模様だ。
アルバムにはカーシヴ、フェイント、マイナバーズ、ナウ・イッツ・オーヴァーヘッド、オートラックス、バーグ・サン・ニップルのメンバーも参加しているそう。プロデューサーはマイク・オーギスが務めていて、エンジニアにはこれまでもブライト・アイズの作品に関わってきたアンディ・ルマスターが参加している。
リリース後はツアーに出る模様で、今のところ、3月9日にニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホール、6月23日にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールの2公演だけが確定している。
トラックリストは以下の通り:
1 Firewall
2 Shell Games
3 Jejune Stars
4 Approximate Sunlight
5 Haile Selassie
6 A Machine Spiritual (In the People's Key)
7 Triple Spiral
8 Beginner's Mind
9 Ladder Song
10 One for You, One for Me