【速報】ジェット、8年ぶりのスタジオコーストに燃える!
2018.03.08 10:00
復活して、昨年のフジロックでも観たが、今回は丸8年ぶりのジャパンツアー。東名阪とも会場は前回と同じで、なおさら感慨深い。
バンドが進化しているかと言えばそんなことはなくて、正しく年輪を重ね、正しくルーズになり、ここぞというときにビシッと決める。それがかっこいい。ニックは昨年末ソロ作を出したのに、ジェットの3枚のアルバムからたっぷりきっちり、プレイして沸かせた。
今の時代に最高のロックンロールが鳴るというのは、どんなときだろう。もの凄い天才が登場したとき? 他の音楽スタイルの元気がなくなったとき? 違う。リスナーが強くロックンロールを求めたときだ。それこそブルース・スプリングスティーンに頼まれればジェットは大喜びで復活するし、日本のファンが望めば来るし、心底嬉しそうにロックしまくるのである。
ニックがタンバリンを手に取りシャラっと鳴らしただけで、大歓声が上がる。我々は最高のロックンロールが鳴る「予感」だけで鳥肌を立て、笑顔まみれになり、胸を熱くする。余計なギミックなど無用の、健全なロック・エンタテインメントがそこにはあった。今後公開のライブレポートに、詳しく書きます。(小池宏和)