カナダ発の気鋭の新世代メタルバンド:スピリットボックス。きたるニューアルバム『Tsunami Sea』を目前に徹底解説!

カナダ発の気鋭の新世代メタルバンド:スピリットボックス。きたるニューアルバム『Tsunami Sea』を目前に徹底解説!

【今月の気になるあいつ】スピリットボックス

元IWRESTLEDABEARONCEのメンバーで、夫婦でもあるコートニー・ラプラント(Vo)とマイク・ストリンガー(G)を中心に2017年に結成されたスピリットボックス。最先端メタルサウンドでシーンからの注目を早くから集め、2021年のデビューAL『Eternal Blue』は批評筋からも高い評価を受け米国のビルボード200で13位、ロックとハードロックのアルバムチャート首位と大ヒット。待望の『Tsunami Sea』を本年3月にリリース予定。


現在発売中のロッキング・オン2月号では、「気になるあいつ」にてスピリットボックスを掲載しています。本記事の一部をご紹介。



2025年がスピリットボックスにとって大きな飛躍の年になることはほぼ間違いない。女性をフロントに据えたメタル系バンドの存在はいまや少しもめずらしいものではないが、人間の感情の起伏すべてを孕んだかのようなコートニー・ラプラントの歌唱は、多様性の高いこのバンドの音楽をいっそう幻惑的で中毒性の高いものにしており、そんな彼女自身のミステリアスさも聴く者の関心を惹かずにおかない。2021年発表のデビュー作『Eternal Blue』は全米チャートで最高13位を記録しているが、そうした成功の一因がそこにあることもうかがえる。

しかもバンドは2024年、2025年度と連続でグラミー賞のベストメタルパフォーマンス部門にノミネートされ、本年度はジューダス・プリースト、メタリカらと肩を並べている。こうした現実について、彼女は次のように語っている。

「他の候補者たちが史上最高に偉大なバンドたちでなかったならば、もっとプレッシャーを感じていたかもしれないわ。でも実際、私たちはそうしたバンドがひしめく中にいる小さなバンドに過ぎないし、候補に挙がっているだけでも光栄に思っています。ただ、この賞をいつか女性に手にして欲しいという願いを抱いてきた私としては、今回は前回以上に受賞の可能性があるんじゃないかと期待していたりもするんです」

ここで確認しておきたいのは、彼女のジェンダーと音楽ジャンルの捉え方についてだ。まずコートニーは、ヘヴィミュージックの領域において女性がもっと活躍するようになることを望んでいるという。


スピリットボックスの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』2月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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